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事務局からのお知らせ

北九州市内サプライヤー等の脱炭素化に係る支援開始のご案内

北九州市環境局では、以下のとおり
自動車関連産業の更なる競争力強化に向けて、市内サプライヤー等の脱炭素化に係る支援を開始します。

今後、温室効果ガス排出量算定、省エネ診断、第三者所有方式(初期投資不要)による自家消費型太陽光発電の導入に関連する支援などを検討しております。
本格的な事業実施は来年度になりますが、提供可能な情報から適宜発信してまいります。


(1)業開始の背景
 脱炭素化に向けた世界的な潮流の中で、自動車サプライチェーン全体での脱炭素化の動きが高まっています。北部九州は日産自動車九州㈱、トヨタ自動車九州㈱、ダイハツ九州㈱、日産車体九州㈱の4つの自動車メーカーが立地し、我が国の自動車産業を支える生産拠点であり、本市内にも、中小企業等のサプライヤーが数多く存在しています。
 こうした国際的な流れの中で、市内サプライヤー等の競争力を高めていくために、今般、本市として、市内サプライヤー等の脱炭素化に係る支援を開始することとしました。脱炭素化に向けては、現状の技術やコストでは解決が難しい点も存在しますが、まずは既存の技術で足元からできる取組を促すための支援を中心に実施していく予定です。
 また、本事業の実施に当たっては、北部九州に立地する自動車メーカー4社とも連携して、ノウハウや知見の共有・蓄積を図ることで、自動車サプライチェーン全体の脱炭素化に向けた基盤づくりを推進していきます。


(2)支援内容
 市内サプライヤー等の脱炭素化に向けて、主に、以下のソフト支援を実施していく予定です。

①温室効果ガス排出量算定支援と省エネ診断
 温室効果ガス削減に向けて、まずは、自らの排出量を見える化することが重要であることから、温室効果ガス排出量の算定支援を実施します。加えて、コスト削減にも寄与する省エネによる削減ポテンシャルを明らかにするため、専門家による省エネ診断を実施します。

②第3者所有方式による自家消費型太陽光・蓄電池の導入支援
 第3者所有方式による自家消費型太陽光・蓄電池の導入可能性調査を実施します。なお、この取組は「再エネ100%北九州モデル」の普及拡大の一環です。

③セミナーの開催
 脱炭素経営の意義、自動車メーカーやサプライヤー等の温室効果ガス削減対策に関する優良事例等を紹介するためのセミナーを開催します。


(3)今後の進め方
 今年度は、市内サプライヤー等へのアンケート調査によるニーズの把握と試行的な支援事業を実施し、来年度以降、本格的に取組を推進します。
 また、こうした本市での取組事例を他自治体等へ共有するなどし、より広域的な取組へと展開させることで、北部九州における自動車産業の更なる成長に貢献していきます。

【参考】
 報道発表資料:211213_北九州市内サプライヤー等の脱炭素化に係る支援開始.pdf